配列
配列はもっとも基本的な コレクション(集約) です。 コレクションとは、内部にオブジェクトを複数保持できるオブジェクトのことです。
a = [1, 2, 3]
a: [Int; 3] # 型指定: セミコロンの後の数字は要素数
# 要素数がわからない場合は省略できる
a: [Int]
mut_a = [!1, !2, !3]
mut_a[0].inc!()
assert mut_a == [2, 2, 3]
配列には、原則として違う型のオブジェクトを入れることはできません。
[1, "a"] # TypeError: 1st element is Int, but 2nd element is Str
しかし、このように要素の型を明示的に指定すると制限を回避できます。
[1: Int or Str, "a"]
しかしこのような場合、基本的には後述する タプル を使うべきです。
(1, "a")
スライス
配列は、複数の値をまとめて取り出すこともできます。これをスライスと呼びます。
l = [1, 2, 3, 4]
# Pythonのl[1:3]に相当
assert l[1..<3] == [2, 3]
assert l[1..2] == [2, 3]
# l[1]と同じ
assert l[1..1] == [2]
# Pythonのl[::2]に相当
assert l[..].step(2) == [2, 4]
スライスで得られるオブジェクトは配列の(不変)参照です。
print! Typeof l[1..2] # Ref [Int; 4]